GPSなき環境へ。
現代の北極星を灯し、
モビリティを導く

約500年前の大航海時代、
人類は北極星を頼りに進む道を知りました。

現代、位置を知るためにGPSが使われています。
しかし、山間部・ビル間・月面などの環境ではGPSの精度が低下します。

我々はGPSが使えなくても位置がわかる
光を用いた測位技術を研究しています。

あらゆる場所に現代の北極星を灯し、
あらゆるモビリティを全世界・月面へと導く。
——それがOZORISプロジェクトの使命です。

01 研究概要

建設機械のICT施工向け測位技術

OZORISプロジェクトでは、油圧ショベル等の建設機械のICT施工に不可欠な測位技術の研究開発に取り組んでいます。

現在、GPSが使えない環境において、建設機械のICT施工には自動追尾型トータルステーションと呼ばれる機器が利用されています。
しかし、自動追尾型トータルステーションはコストが高く、補助員が必要、さらには視界が遮蔽された時には測位が停止し再設定が必要という課題がありました。

我々はLMLSと名付けた独自技術でこれらの制約を超えることに挑戦します。
GPSが届かない現場でも、自動追尾型トータルステーションよりも安価で、補助員が不要、さらには視界が遮蔽されても停止しない測位が可能になります。

02 技術

LMLS——LiDARという“眼”と、光マーカーという“灯”——

LiDARが周囲の環境を3次元スキャンし、現場に設置した独自開発の光マーカーを基準点として位置を算出します。
光マーカーはLiDARから最大309m離れた位置からでも検出可能で、広範囲をカバーします。
GPSが届かない環境でもcm級の精度で建機自身の位置がわかります

LiDARから309m先の光マーカーを実測した点群データ
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ニュース

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04 チーム

LiDAR研究者のチーム

佐古大空
プロジェクト発起人 / 研究者
佐古 大空Sako Ozora

岡山県津山市出身、2001年生まれ。
慶應義塾志木高等学校を経て、現在、慶應義塾大学大学院 理工学研究科 博士後期課程に在学中。
Keio Computing and Sensing Group (Keio CSG)に所属。
吉田育英会 マスター21・ドクター21奨学生(国際舞台で活躍する未来のリーダーの育成を目的としたYKKグループの財団)。

OZORISプロジェクト立ち上げへの想い

修士1年の夏、米国フロリダ大学への研究留学中、「優れた知は社会に実装されてこそ真の価値を持つ」という思想に出会い、深く共感。さらに、留学中にケネディ宇宙センターを訪問し、スペースXのロケット打ち上げを見学。轟音と眩い光を放ちながら空高く昇るロケット、そして観衆の歓声を全身に浴びた瞬間、「自分の人生では心が震えることに取り組み、“人類の夢”である月面進出に貢献する」と決意。自身の研究成果がまさにその“夢”を実現する要となることに気づき、OZORISプロジェクトを立ち上げました。

05 展望

津山から世界へ、そして月面へ

OZORISプロジェクトでは、佐古大空の出身地である岡山県津山市を起点に実証実験を始めます。
センサにとって過酷な山間地域で磨かれた技術を、山間地域のみならず都市部・地下などのあらゆる環境に適合する技術として世界中、そして近い将来には月面にまで広げていくことを目指します。